「売り上げ」、「粗利益」、「営業利益」などの会計用語って、分かってるつもりで実は分かってないことって多くないですか?調べてみたので理解を深めるために自分なりに説明してみます。
もっと分かりやすい説明をすぐ知りたい!という方は、こちらのブログを読んでみて下さい。
https://www.unchi-co.com/kaigyoblog/kigyo_kaigyo/arari.html
売り上げ、粗利、営業利益、当期純利
売り上げ
- お客さんからもらった金額
粗利益(売上総利益)
- 売り上げから、売り上げ原価を引いた時に残る利益
- そのプロジェクトにかかった金額(売り上げ原価)を引くことで、そのプロジェクトがどれぐらい儲かったか、原価どれぐらいかかったかが分かる
営業利益
- 粗利益から固定費(販管費)オフィス代とか、会社の車とか水光熱費等を引いた利益
当期純利益
- 営業利益からあれやこれやを引いた後に、税金を引いた会社に残る利益。
- あれやこれや(営業外費用・収益、特別損失・利益)とは、利息や配当や、例外的な利益・損失(火事で店舗が燃えた等)等
表のように、他にも利益の種類はありますが、基本的には
- 売り上げ
- 粗利益
- 営業利益
が大事なようです。
決算書の読み方
決算書を読むことで、どんなことが分かるかも箇条書きにしていきます。ただし業界の平均的な、売り上げや、粗利率、何に大体どれぐらいかかるかを分かった上で読まないと、意味のある情報にならないので、決算書を読む前に、「SaaS 粗利率 平均」等で検索して相場を知っておくのが大事です。
会社の生産性(一人当たりの売り上げ)を調べる
- 売り上げ/従業員数で、従業員一人当たりの売り上げが分かります。
- SaaS業界(日本・7社)の平均が1900万円/1人 のようなので、こういった数字や、同業他社の決算書を参考に自社の数字の改善や、事業計画書を考えます。
粗利率を調べる
- 粗利/売り上げ x 100 = 粗利率が出ます。
- SaaS 業界の粗利率が 60~70% のようなので、競合他社の粗利率が高ければなぜ高いのか?自社が低ければどうすれば粗利率を高くできるか考えます
当期純利益
- 純利益。
どこにどれだけお金をかけているのか
- 思ったより賃貸料がないから、土地に建物を建ている
- 減価償却を年間どれぐらい
- これが大きかったら、大きめの機械いれてるのか?
銀行からの借り入れ
- 短期(1年以内)長期(1年以上)
- 競合他社が借り入れをしていたら、それを何に投資したかを調べる等
他にも読み取れることはまだまだありそうなので知っていきたいですね。
決算書の調べ方
- nifty企業情報検索で調べる(有料)
- 上場企業の場合は、「有価証券報告書 〇〇会社」などで調べる